四方山行録

登山ブログです

2020年3月21日【赤城山・百名山29座目】

雪山入門コースと紹介されることの多い赤城山に登ってきました。
ヤマレコからの情報では今年は雪が少なくチェーンスパイクで十分とのことでしたが念のため12本爪アイゼンも持参しました。
天気予報は風は強いが快晴ということで青空に映える樹氷が楽しみです。  

【アクセス】

今回の山行では前橋駅から赤城山ビジターセンター行関越交通バス(所要時間1時間10分・片道1500円)を利用しました。
前橋駅北口6番乗り場8:45発の直通バスに乗りました。 

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雪道の運転を避けたい方は,富士見温泉の駐車場(道の駅ふじみ)に車を止め,バスで赤城山に向かい,下山後は温泉に浸かって帰るというプランもありですね。
ただし,今回の山行では新型コロナウイルス感染防止のため富士見温泉は3月31日まで臨時休館中でした・・・

黒檜山登山口の最寄りのバス停のあかぎ広場前に定刻の9:50に到着。
駒ヶ岳登山口から登る場合は、ひとつ前の覚満淵入口が最寄りになります。

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あかぎ広場の駐車場にトイレがあるので済ませておきましょう。
この後コース上にトイレはありません。

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【登山記録】

(9:59)あかぎ広場を出発。
大沼(おの)の東側の車道を北に向かうと、ほどなくして赤城神社が見えてきます。
赤い橋が啄木鳥橋です。渡って参拝したいところですが工事中のため渡れません。

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(10:17)黒備山登山口に到着。積雪はありませんが、いきなりの急登で息が切れます。

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(10:28)登山口から10分程で積雪箇所。
急登&アイスバーンのためたまらずチェーンスパイク装着。

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(10:35)猫岩から臨む大沼。波紋が示すように予報どおりの強風。

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いったん積雪はなくなりチェーンスパイクを外しますが、すぐに積雪箇所が現れます。
急登&アイスバーンでチェーンスパイクなしでは登るのに苦労します。 

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(11:02)「黒檜山3」の緊急時標識。山頂までの中間点にあたります。
背後は黒檜山です。この先の斜面で再びチェーンスパイクを装着します。

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(11:43)黒檜山駒ヶ岳の間の稜線に出ました。
このT路路を左に向かうと山頂です。

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(11:46)黒檜山山頂に到着しました。
山頂はさしたる展望はなく、期待していた樹氷もなかったので、そそくさと絶景スポットである展望台に向かいます。

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(11:54)展望台に到着。次週登る予定だった谷川岳を望みます。 

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2月に悪天のため撤退した武尊山

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雪山の季節に登ろうと思っている日光白根山

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特徴的な山容の皇海山

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 (12:28)展望台で絶景を堪能しつつ昼食をとった後、出発です。
ちなみに昼食はカレーメシでした。

(12:37)御黒檜大神に到着です。この先は積雪がなくなりチェーンスパイクを外します。

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(12:56)急坂を下ると大ダルミです。黒檜山を振り返ります。

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(13:28)大ダルミから登り返すと駒ヶ岳です。
この登りで再びチェーンスパイク装着です。
駒ヶ岳から見る大沼が素晴らしいです。

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(13:42)駒ヶ岳から下って15分ほどで笹原に出ると駒ヶ岳登山口への下降点です。
ここでチェーンスパイクとはさようならです。
いくつかの鉄階段を過ぎて、急斜面をつづら折りで下っていきます。

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(14:16)30分ほどで駒ヶ岳登山口です。
車道を左へ行くと覚満淵、赤城山ビジターセンター方面です。

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(14:24)車道を5分ほど歩くと覚満淵入口です。
鹿よけのゲートを入って橋をわたると覚満淵です。
1周30分ほどの高層湿原で花の季節にゆっくり巡ってみたいものです。 

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(14:27)赤城山ビジターセンターバス停に到着です。
帰りのバスが15:15発(富士見温泉で乗換、前橋駅着16:35)でしたので、ビジターセンターで休憩させて頂きました。
ちなみにビジターセンターのトイレはウォシュレット完備で快適でした。

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今年の暖冬の影響で雪が少なく、期待していた樹氷を見ることもできませんでしたが、展望台からの眺望は実に見事でした。

火山らしい外輪山とカルデラ湖からなる地形は変化に富んでおり、今回登らなかった地蔵岳、鈴ヶ岳などを巡るコースも楽しめそうです。

標高1360メートルまで車かバスで行けますので、標高差も少なく、登山道も整備されており、雪山初心者でも十分楽しめると思います。  

 

 【メモ】

所要時間:4時間28分
歩行距離:6.2㎞